子育てが辛い本当の理由って?
子育て12年目でようやくわかったことがあります。
それはママの体調がいつも万全じゃないからということではないかと思ったの。
ママの体力が悲鳴をあげていることが最大の要因。
今回はそれについて思うことをつらつらと語ります。
子育てが辛い本当の理由はいつも体調が優れないこと
3年前、こんな記事を書きました。
▼子育てが辛い本当の理由ってこれだよね。モヤモヤの原因を探ってみた。 - 選びながら生きていく☆
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このときは子育てが辛い本当の理由は、すべてが細切れでタスクを完結できないことだと思ったの。
今でもその思いは変わらない。
ごはんを作る手は何度も子供の聞いて見て攻撃で手が止まり、トイレさえまともに行けない日々。
それが子育てだと思ってる。
トイレにまで子供は話しかけに来るしw、トイレ中であってもきょうだいげんかは勃発する。そんなときはトイレの中から仲裁するために叫んだり、トイレを早めに切り上げるしかなかったりね。
何ひとつタスクが完了することなく次から次へと襲ってくるタスクに対応しないと日々の生活がまわっていかないのが子育てだって思うんです。
でもこれはどちらかというと精神的なダメージが大きいんよね。
もちろんメンタルが傷つくのは子育てが辛くなる大きな要因のひとつではあるとは思うんやけど、子育て12年目にしてもしかしてこれよりもっと辛くなる原因が、母親というものは慢性的に体調が悪い日々の中子育てをしてるからではないかと思ったの。
だから子育てが辛い本当の理由はママの体力がもたないことだと思うんです。
子育てが辛い本当の理由は体力が持たないこと
もう少し紐解いてみます。
子育てが辛い本当の理由は体力不足だと感じた理由。それはここにあります。
例えば同じ1日でも、ママの体調が万全な日と、ママの体調がもっとも悪い日を比べてみるね。
ママであるわたしの体調が万全な日ってイライラすることが圧倒的に少ないのよね。
もう少し詳しく紐解くと、子育てでイライラしないことなんてないから、体調が万全な日であってもイライラはするw
でもこのイライラ、体調がいい日だとイライラ度合いが圧倒的に軽いんです。
イラッとはするけど、受け流せるレベルとでもいいましょうか。
吾を保てるレベルとでも言おうか。圧倒的に軽く済む。そんな感じです。
では比べる対象の、子育てするママの体調がもっとも悪い日はというと。
子育てで起こるイライラに対しては瞬間湯沸し器のごとく噴火するのです。
こちらももっと詳しく紐解くと、些細なことでイラッとし、そのイライラを抑えることができないレベルとでもいいましょうか。
とにかくブチッと切れるのがわかるくらい、一瞬のできごとで噴火する。
我に戻ったあとは切れ散らかしたあとだということも多々・・・。
もちろんこれには性格もあり、菩薩のような心優しい人はこうはならないのかもしれないけど、わたしのようなどちらかと言えばいろんなことに対しイラッとしやすい性格の持ち主は、体調が悪いというだけで一瞬にして瞬間湯沸かし器になるんです。
わたしの予測では、菩薩のような性格の人を除き、多数のママが多少レベルは違えど、こうなると思ってる。w
子育てが辛い本当の理由は体調の悪さだとしたら解決策は何か?
子育てが辛い本当の理由が体調の悪さだというのなら、体調をよくすればいいやんって思うでしょ。
そうなのよ。体調がいい日ばかりが続けば、子育てはもっとラクなものになるかもしれない。本気でそう思う。
でも考えてみて。「産後って交通事故にあった後の状態と同じくらいのダメージ」ってよく聞くやん。
交通事故だよ。一人産んだ人なら一度は交通事故にあったのと同じ体だということ。
二人産んでたら2度交通事故にあったのと同じダメージが体にあるってこと。自然分娩だろうと帝王切開であろうダメージを受けていることには変わりない。
交通事故に入院期間を調べてみたらね、平均30日なんだって。1ヶ月の入院をしてようやく日常生活のスタートがきれるくらいって思っていいよね。
事故の度合いによっては3ヶ月や1年入院することもあるって書いてた記事もあったよ。
出産がどのレベルの交通事故と同じダメージなのかは比べることができないけど、産後の入院期間はわたしが通っていた産院では自然分娩で5日間、帝王切開で1週間だったな。
交通事故と同じくらいのダメージを回復させるにはどう見積もっても短い気がするのはわたしだけかな?
そしてね、わたしが通った産院は母子同室だったの。
これは何を意味するかというと、産後の体を癒やすどころか産んだあとすぐに子の世話が始まるってこと。
生まれたての我が子が横にいて熟睡できるママなんてきっといないよね。
さらには不慣れな子供の世話に右往左往したり、なれない授乳・一日何度もある授乳に体を休める暇なんてなかったなって今振り返っても思うんよね。
一つも体を休めることができないまま退院して、わたしの場合2人目は上の子の学校があったため里帰りはできず自宅での子育てがスタートしたんよね。
幸い実家の母が1ヶ月は手伝いに来てくれたから、ここで多少産後の体を休めることはできたけど、2人目で母が我が家に手伝いに来てくれるパターンでは1ヶ月まるまる寝て過ごすってわけにはいかないんよね。
実母では対応できないことがあるためどうしてもママであるわたしが動く。
勝手が違う家で家事サポートをする実母へのサポートもいる。(なべの場所を教えたり、土地勘もなく車が運転できない実母に変わり買い物だけはわたしがでかけたりとね。)
一人目で里帰りさせてもらったときより圧倒的にわたしが動いていた印象がある。
二人を産んだことでわたしの体へのダメージは交通事故2回分。
さらには一人目より年齢のあがった二人目の出産で産後体を休める期間は短く圧倒的にダメージが蓄積されているのがわかるよね。
何がいいたいかというと、産後1ヶ月をたっても体調が万全だ!って言える日なんて1日もないんよね・・・。
子育てが辛い本当の理由は体調が万全な日が一度も訪れないこと
実母のサポートが1ヶ月で終わりを迎え、わたしたち4人家族の生活がスタートしたらどうだろう。
ママであるわたしの体調が万全だと胸をはって言える日があるのかと問われれば、やっぱりここでも答えはノーだよね。
なんなら実母が手伝いに来てくれていた日よりも確実に悪化してるよね。
だって、食事を作ってくれる人も、おむつを変えてくれる人も上のこのお世話をしてくれる人もいないんだもん。
そりゃママの負担は一気に重くなるよね。
ここでパパがいるやん!って思うよね。
そう、パパはいるの。
でもここが大きな分かれ道だと思うのよ。
このパパという存在が頼りになる存在かまったくといっていいほど頼りにならない存在かで子育てが楽勝な日々なのか、辛い日々になるかおおいに分かれると思うのよね。
これがパパに限ったことでなく実家の手厚いサポートだったり、資金が潤沢にあってベビーシッターを雇うことができたりね。
大切なのはママをサポートしてくれる存在がいるかいないかが大きな分かれ道だと思う。
我が家の例でいえば実家は両家とも遠方、おまけに転勤族で心から気軽に頼れる友人はいない、おまけにお金持ちでもないからベビーシッターを雇う余裕なんてもののない。
そして最大の残念ポイントは夫が仕事人間で仕事優先であり、いわゆるワンオペ育児をしいられているってこと。
この四拍子がそろえば確実に子育てはハードモードになるんよね。
そしてこのハードモードな子育てをしいられているママってきっと少数派ではないってこと。
特別我が家だけハードモードなわけではなく、たくさんハードモードをしいられてるママがいるんだなってTwitterを見てるとひしひしと感じる。
ママの辛いよの叫びがね。(わたしもその一人なんだけど)
もっともっと環境は様々で、いろんなパターンのハードモードママも存在する。
ワーママでこれにプラス仕事も抱えてるママ、子供が病気がちで入退院を繰り返しつきそいをしてるママ、障害を持つ子のママであったり、不登校の子を持つママであったり多岐多様のハードモードがあると思ってる。
これは比べてどっちが大変という気はさらさらなく、共通しているのはわたしも含めみんな大変だってこと。
こんな毎日で体調が万全だ!なんていう日なんて皆無だよね。
体力は消耗するばかり。その体力を回復させたくても睡眠時間さえないんやもん。ダメージくらったまま回復する手段がないの。
寝ないと体力は回復しないのよね。
子育てのハードモードから抜け出すためには?
ではどうやったらこのハードモードから抜け出せるのか?
とにかく体のダメージを回復させるために寝るのが一番!!!!!
そんなの簡単やんって思うやん。でもまだここにも多岐にわたるトラップが潜んでる・・・。
ママがね、睡眠をとろうと思ったら、その間子育てを変わってくれる人がいないといけないのよ。
多くが核家族だと言われる今の時代、まずはパパがこれをしてくれないとママは寝れないわけ。寝れないってことは体力は回復しないのよね。
これを読んでるそこのパパ。ママが寝れる環境作れてる?
やってるつもりはダメだよ。本当にママが連続8時間でも寝れる日を1日でも多く作れてるかが大事だよ。
毎日やら週の大半はママに連続8時間睡眠できる日を作れてるってパパはどれくらいいるんやろ。
きっとこういう夫婦はとってもいい夫婦関係が築けてると思うな。夫婦仲がいい、あの夫婦はきっとこれができているのかも。
でもいつも夫としてやパパとしてのパートナーの不満を口にしてるあのママ友はきっと体が休めていないんよって思う。
わたしも断然こっち派w。いつも夫に不満を抱えてて子育てが辛いって思うことが断然多い。
人間やっぱり体が資本だよ。
休まないとダメだよ。
睡眠は大事。休憩も大事。
これができていない日々だとメンタルにまで影響を及ぼす。
イライラするしそれがちょっとしたことで爆発するし、それでまた自己嫌悪に陥り、子育てが辛くなるの負のループよね。
だから世のパパはママにしっかりとした睡眠と休息時間を作りだす努力をしてほしい。
せめてこれだけでもできていたら、ママの子育てはもう少しイージーモードになると思うんよね。
どうすればいいかって?
子供が赤ちゃんなら夜中の授乳を1回でもパパが担当してみる。
平日はなるべく早く帰宅し家事を手分けし休憩時間が1分でも確保できるようにする。
休日は子供を連れ出しママに休息する時間を作る。
各家庭できることやれることは違ってくるとは思うけど、ママだけでなく仕事で疲れてるパパも早く休めるよう、2人で試行錯誤してみない?
2人で家事して2人で子育てして2人で休息する。
わたしはこんな夫婦が理想だな。
楽しいことも半分こ、もちろん辛いことも半分こ。辛いことは一緒に乗り越えるってこういうことよね。
ママだけがしんどいわけじゃない。もちろんパパだってしんどいんよ。
どっちがしんどい対決をしたいわけじゃない。
どっちもしんどいの。だからどっちも休めるようにしようよ。2人同時には休めないなら順番こ。代わり代わり休もうよ。
俺の方がしんどい!わたしの方がしんどいっていう不毛な戦いはいらないよね。
ましてやそんなことでまた体力を奪われたくないよ。
どっちもしんどいことにはかわりないから順番に休もうよ。
どちらか一方にだけ負担がのしかかってるのだとしたらそれはやっぱり辛いよね。
我が家も含め、きっとママにだけ負担がのしかかってる家庭って山ほどあるんじゃないかな。
これでは体調万全の日なんて来ないよね。
子育てが辛くならないためにとにかく休むことが大事!
ママの体調が万全じゃないのはもちろんパパだけのせいではない。
ママ自身が自分で自分の体を癒やす時間を作り出すのも大事。
家事や子育てに完璧を求めない。
少しでも家事の効率化をはかる。
家電や友人に頼る。
行政やベビーシッターを頼る。
ありとあらゆる手を使って、自分にゆとりのある時間を確保するの。
でもわかるよ。わたしもまだまだできないことだらけ。
ママ友や近所の人には楽しく子育てしてるなって思われたいし、家事の効率化をはかったり行政やベビーシッターを頼るにはお金がいるもんね。
お金に余裕なんてないから頼れないよね。
でも無理だと決めつけずになにかまだやれることはないかな?
考えてみよう。
わたしはね、ちっちゃいことだけど、最近家事や子育てに完璧を求めないってことが少しずつできるようになってきたよ。
今日の晩ごはんはね。カップラーメンだったの。
なにかとバタバタした時間が続き、日曜日なのに気づけばあっという間に18時だった。
晩ごはんの準備はまだ一切できてない。
これまでのわたしならここからバタバタと食事の準備をし部屋を片付けお風呂をわかしとタスクが重なり大慌て。
ここに子供の見てみて聞いて聞いて攻撃があいまったら、も〜う!いい加減にして!とイライラがピークになるところ。
だからね、それを回避し時間と心に余裕をもたせるためにカップラーメンという選択肢を今日は選んだ。
するとね、イライラすることはなかったよ。
きょうだいげんかにもゆとりを持って仲裁に入れたし、そうしたらあっという間に子供たちも落ち着いた。
いつものきょうだいげんかならわたしが最後ドカっとキレて終わりになることばっかなんやけどねw
先日はね、夕食後、食器の洗い物を手放すことができたよ。
この日も体調が優れなくてね。生理中だったかな。それもあって体調が絶不調だったの。
でもこれまでのわたしは夕食後食器の洗い物をせず、シンクに残したまま寝るなんて考えられなかった。
次の日にタスクを後回しすることも嫌だったし、洗い物はその日にするものっていうマイルールにしばられてた。
でもね、この日も自分の体を休めることを優先してみたの。
体がしんどいんだからとにかく寝ることを優先してみたんよね。
するとね、案外大丈夫だった。
早く寝たことで、次の日は比較的朝から体調がよくって、昨日の洗い物なんてあっという間に片付いちゃった。
その日のうちに洗い物しなきゃなんてルールは自分で自分の首をしめてただけかもね。
〜しなければ
〜するべき
は少しずつ手放せていけたらいいよね。
うんうん、わかるよ。これも簡単なことじゃない。長年しみついたルールを変えるのって並大抵のことじゃできない。
バンジージャンプするくらいの覚悟がいるもんね。
でもバンジーも飛んだら案外できちゃうかもよw
あとはね、良いママでいたいって気持ちや、子供には健康なものを食べさせたいって気持ちもあるよね。
人によっては夜に子供にカップラーメンを食べさせるなんて到底許容できないって人もいるかもしらん。
その気持ちもめっちゃわかる。
わたしもそう思うもん。w
だからこれは結構奥の手だよ。
本当にしんどいときや自分の精神を守るためのとっておきの技。
頻繁には使えないよw
でもたまにだったら大丈夫。月に1回?週に1回?カップラーメンになったって子供に健康被害がでることはないよね(お医者さんではないからテキトーなことは言えないけど。)
しかもたまのカップラーメンって子供は喜ぶんよねw
イライラしながら子供にガミガミ言いながら食べるママの手作り料理と、子供とママみんなが笑いながら食べるカップラーメン。
どちらがいいかって言われればわたしはみんなで笑って食べるカップラーメンだってようやく子育て12年目で気づいたよ。
本音をいえばもっと早く気づきたかったかな。だったらもっと子供と笑いながらいごはん食べてる日が多かったかもしれないって今なら思うもん。
最後に
結局のところ、わたしは12年たってこれに気づいたんやけど、ママになりたての頃にこれに気づけたかと言われれば絶対無理だと断言できる。
だからもしこれを新米ママが読んでくれたとしても、すんなり受け取れないと思うんよ。
そんなこと言ったってこれが理由で無理とか、あれが理由で無理とかね。言いたくなっちゃうよね。
その気持ちもわかる。
ただ子育てを12年経験したものから言わせてもらうと、とにかく体を休めてねってこと。これがなにより第一優先だよ。
パパやまわりの人を大いに頼り甘え、自分で自分ルールを緩めてとにかく休む。寝る!これが一番子育てが辛くならないためにできることだとわたしは思うよ。
少しでも今子育てがつらいと思ってる方に届きますように・・・。
わたしもまだまだパパにわかってもらえるようあの手この手で伝えるよw
いい加減パパわかってよっていう気持ちをこらえながらねw
わたしの試行錯誤は随時Twitterでつぶやいています☆
▼
夫から「その件については経験もなく想像もつかないから必要ない」と判断されたものがあった。
— やまち (@yamachi_choose) August 24, 2022
専業主婦も同じ。
夫は専業主婦をしたことがないからわたしの辛さやしんどさは想像もつかない。
経験ないからわからないとこの話を終わらせる人かあらゆる手を考えわかろうとしてくれる人なのかは大事