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専業主婦が辛い原因ってこれだよね。娘の一言から我が家の課題が浮き彫りになりました・・・。

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こんにちは♪やまちです。


専業主婦歴10年のわたし。


先日、家族で話合いをする機会があり、専業主婦の辛いところってここだよねって思えた出来事があったのでここで言語化しておこうと思います。


専業主婦になった経緯

わたしは大学を出て会社につとめ営業職で5年ほどバリバリ働き、そこからさらにステップアップして趣味としてやっていたネイルを本格的に職とするために資格を取得しネイリストになりました。


そこからネイリストを3年ほど経験したのち、結婚。
結婚とほぼ同時に妊娠がわかり、つわりの影響でネイリストの仕事が続けられなくなり退職をし、そのまま専業主婦となりました。


元来わたしは結婚してもずっと仕事をしていたいタイプだと自分でも公言してきたし、そうしたいと思ってきましたが、現実は、つわりがある状態でネイリストとしてお客様と向き合うことすらできない日々。


それを数か月耐え、つわりが治まり安定期に入っても今度はおなかが大きくて前かがみで仕事をする大変さ。


そして、旦那さんが転勤族ゆえ、出産した後のサポートを親やまわりに知り合いがいない状況では子供を頼める状況ではなかったこと、旦那さんの仕事は多忙を極め帰宅時間が深夜になることも多かったことから、仕事を続けることへの困難さを感じ、退職し専業主婦になったという経緯です。


わたしの性格は責任感が強いタイプで完璧主義。


それゆえやると決めたことはとことんやります。


なので、状況がそうさせたとはいえ、専業主婦という道を自ら選んだことに後悔はなく、専業主婦という道に邁進し今10年が経ちました。


専業主婦の辛い原因が娘の一言からわかった気がした出来事

先日家族で話合いをする機会がありました。

旦那さん、わたし、10歳になる娘とです。我が家には4歳の息子もいますが、まだ自分の思いを言語化することのできない息子はその場にいただけです。


先ほど、家族で話し合いをしたとキレイに書きましたが、実際は、こんな状況じゃわたしの家庭における負担が大きすぎて、やってられないよ!!という趣旨のわたしの思いの爆発です。


旦那さんと娘に、今の状況では、ママの負担が大きすぎてやってられない!!という思いをぶつけました。


すると娘から、衝撃的な言葉が返ってきました・・・。


言葉のニュアンスは違いますが、ママは専業主婦なのだから、家のことやって当たり前でしょ。という趣旨のものでした・・・。


んんん!?
正直この言葉、わたしはショックでした。


同じ女性である娘から言われたということ、そして、何よりわたし自身、娘をそういう風に育ててきたとはこれっぽっちも思っていなかったからです。


どちらかといえば、わたしは子供たちに、自分のできることは自分でしようね。家のこと(家事)も本来なら自分がしないといけないことの一つやよと教えてきたつもりやったから。


でもそれがもしかしたら全然っていっていいほど娘には伝わってなかったのか・・・と感じてしまう娘からの発言でした。


専業主婦が辛くなる原因

そこでわたしはなぜ娘が専業主婦なのだからママは家のことをやって当たり前でしょというような考えになってしまったのかを考えました。


もちろん原因の一つにわたしがあれやこれやと世話をやいていろいろやりすぎなこともあるのかもしれないけど、まだまだ未熟な子供なのでご飯作りや洗濯なの身の回りのことで、できないことはわたしがサポートする。


それは親として当然のことだと思っています。


でもそれが親やからやって当たり前のように娘には見えてしまっていることに問題があるなと感じました。


なぜ娘にはわたしが家のことをやって当たり前のように見えてしまっているかを今度は考えてみると、わたしがご飯を作って、洗濯をしてと家族のみんなができないことのサポートを専業主婦のわたしがやって当たり前だと思っている人がもう一人この家にいるからだと思いました。


それが旦那さん。


でもこういうと旦那さんは、そんなことはない。ママが家事や子育て、家のことをやるのが当たり前とは思ってないよ!というだろうと思う。(実際そう言います。)


でもわたしは、実際旦那さんがどう思っているかではなく、少なくても我が家にいては、ママが家のことをやるのが当たり前のように子供たちには見えてしまっていることが問題なんだなと思いました。


そして、わたしでさえ、旦那さんの本心がどうであれ、家のことはわたしがやって当たり前だと旦那さんもそう思っているのではないかと感じてしまっていることが現実なのです。


専業主婦は、家にいるから家のことやるのは当たり前ではない。

専業主婦は家にいるから家のことをやるのは当たり前ではない。


そんなこと言われなくてもわかっているしママには感謝しているしありがたいって思っているよと、わたしの思いが爆発し言い合いになったとき、旦那さんはそう言います。


でもその心で思ってくれているであろうわたしへの感謝がそもそもわたしに伝わっていないし、さらには子供たちにもそうは見えていない。


わたしはどうして旦那さんからの感謝をうまく受け取ることができず、家のことはわたしがやって当たり前だと思っているのではないか?と感じてしまうのかを考えてみると、どうしても、旦那さんの日々の家庭内での動き、家庭内で発する言葉からわたしがやって当たり前だと思っているのではないか?と感じてしまうということです。


それを子供たちもパパの動きやパパのママに対する発言で、家のことは専業主婦のママがやって当たり前だと感じてしまっているのではないかと感じました。


これ、大きな問題ですよね。
専業主婦にとって家のことはママがやって当たり前だと思われてしまう家庭環境は専業主婦が辛くなる大きな原因です・・・。


専業主婦が辛くなる原因を解決したい

わたしたち夫婦はたくさんケンカをします。わたしはどちらかというと相手に不満があればぶつける方だし、わかってもらい、改善していってほしいと思っています。


もちろん逆もしかり。


わたしに対して不満があるならばぶつけて欲しいし、わたしも直していきたい。


まぁわたしの不満のぶつけ方が感情的だからケンカになるのですがね・・・w感情コントロールをいくら学んでもここだけはまだわたしもうまくできないのが現状


そうやって家族は作っていくものだと思ってる。


結婚した当初は、まったくといっていいほど家事はしない旦那さんでした。


我が家は結婚と同時に子供を授かったので、結婚と同時につわりのスタート、出産、子育てとまったなしですが、基本的には家事も育児もわたしが多くを担ってきました。


基本完璧主義のわたしは、日々何事も完璧に思い通りに毎日が進まないことに見事に疲弊していきました。


過去にこんな記事も書いてます。

子育てが辛い本当の理由ってこれだよね。モヤモヤの原因を探ってみた。 - 選びながら生きていく☆
www.yamachi-choose.com


でもわたしはその都度旦那さんにその辛さを訴え、具体的にこういう風にしてほしい、ああいう風にしてほしいと伝えることだは諦めずにやってきた。


なので、その甲斐あってか、結婚当初に比べると、旦那さんはかなり家のことをやってくれるようになりました。
子供の面倒もある程度一人でも見てくれます。
わたしのママ友から言わせれば、旦那さんってイクメンだよねって言われます。


旦那さんが家のこと子育てを昔に比べやってくれるようになったことはわたしも感じる。


でもきっとここから子供らに伝わっていることは、基本家事はママがやることやけど、たまに家にことをやっているパパはママを手伝っているという構図に見えているということです。


この家のことは基本ママがやることやけど、パパは手伝っているという風に見えていることが、我が家が危惧しなければいけないことのように感じました。


これが娘がママは専業主婦なのだから家事やって当たり前でしょという発言につながるのではないかと。


わたしの想いは、家事を含め家のことは、家族みんなでするのものだというのが基本だということ。(根底にあってほしいこと)


この基本家事は家族みんなでするものだという共通認識が、わたしは旦那さんにも娘にもあると思って日々接していたけれど、今回娘と話してみて、ここが娘には伝わってなかったのではないかと感じました。


基本家事はママがするもの。


だから、わたしが家事で手いっぱいになり、娘にあれやってこれやってというと、娘からしたらなんでわたしがしないといけないのかと腹がたつ。


ママが家事をやりたくないから、ラクしたいからって、その分の負担が自分にまわってくるのは腹立たしいと思っている。


なので、娘に家事をお願いしても「えーーーー」っと嫌な顔をする。
なんでせなあかんのと文句がかえってくる。


家事はママがするものだと思っているからそんな態度になるのだなということが今回のことでわかった気がしました。


だから話合いの最後に娘にはもう一度伝えました。


専業主婦だから家のことはママがやって当たり前だという考え方では、将来娘が結婚して家庭を持ったとき、もしあなたも専業主婦になったとしたら、あなたも専業主婦だからやって当たり前だと思われてしまうよ。


結婚や出産でのぞまずして専業主婦になってしまったとして、家事の負担が大きすぎてもう一度働きにでることが難しくなってしまうよと。


専業主婦だからと家のことを全部引き受けてしまっては働きに出る時間すら確保するのは難しいと実際今のわたしが思っています。


自分のやりたいことすらやりずらくなってしまうのが現実だから。


娘自身が自分で自分の首をしめてしまいかねない考え方だなと危惧しました。


でも、娘にこういった価値観を植え付けてしまったのは間違いなくわたしたち夫婦です。


わたしと旦那さんとの関係性からそう感じてしまったのだと思うのです。


だからまず、この娘についてしまった価値観を変えていくには、基本、家のことはみんなでするものだという価値観が我が家にはいる。


みんな各自が自分のことが自分でできるのならば、専業主婦という存在はいらないのだという共通認識が必要。


その上で、仕事をしてくれてて、家のことまで手が回らないパパの代わりにママが専業主婦となって家事を担っているのが我が家のスタイルなのだということ。


未熟な子供ゆえ、できないことがあるので、ママが子供たちの代わりに身の回りのことをサポートしているんやということ。


これをもっと娘には伝えていかないと・・・。


専業主婦がやりがいを感じる魔法の言葉

そして、基本人が生きていく上で、自分の身の周りのことは自分でやるべきこと、家のことは家族みんなで協力してやっていくものというのをどうやって娘に伝えていくかを考えたとき、やっぱりこれしかなかった。


何かをやってもらったらありがとうという。


これだよね。


パパお仕事してくれてありがとう。


ママ、みんなの分まで洗濯してくれてありがとう。
ご飯作ってくれてありがとう。


子供たちにも、何か自分にできることを見つけ家のことをやってくれたらありがとうを伝えなきゃ。


こういう言葉がけがある家に我が家がなっていかないと娘に植えついた価値観も変わらないよね。


残念だけど、現実我が家はそんな雰囲気にはなってない。


娘も旦那さんも口では家におるときはみんなで家のことはやったらいいって言う。


平日は学校や仕事があってできないからママがそれを代わりに担ってなというのはその通りでいい。


じゃあ、学校から帰ってきてからは?
仕事から帰ってきてからは?
さらにはみんなが家にいる土日は?


自分から進んで家のことしてる?


ママから言われたら(それも優しくお願いされなければ)手伝うっていう態度じゃない?


休みの日の洗濯だってご飯作りだって、食器の片付けだって、基本はママがやるものだって雰囲気になってないかな?


そんな話をしました。


でもわたしも実際には、休日だからって家事を平等に家族みんなに振り分けたいわけではないんだよね。


わたしが言いたいのはそこではない。


わたしがこの家の家事と子育てを7割8割担うというのでもいいのよ。今の現実がそうなわけやし。


でも家事育児って重労働。そのしんどい作業を引き受ける原動力には、家族の役に立てている、家族に感謝されてるってことをママのわたしが感じられなければこの重労働をずっとやり続けるのは無理なのよ。
どこかでしんどさが爆発してしまう。


この家事や育児に対するやりがいが今の専業主婦のわたしには感じられないことが問題。


だって旦那さんからも娘からも家のことはママがやって当たり前という風に感じるもの。(実際はそう思ってなかったとしてもね)


仕事では昇進したりお給料がもらえたり、部下から感謝されたり、得意先からありがとうって言われたらこの仕事やってよかったなってやりがい感じるやん。


学校だって、テストの点があがったとか、足が速くなってとかで目に見える成果があるやん。


でも家事育児ってどこにやりがいを感じるかっていったら、家族の笑顔を見ることや子供の成長する姿を見ることでもあるけど、それだけでは正直消化できないくらい大変なことが多い。

特に喜びって自分に余裕があるときしか感じられないしね。


毎日余裕がなく日々やり過ごすのにいっぱいいっぱいでは喜びを感じる瞬間っていうのがどうしても少なくなってしまう。


では専業主婦が日々どこにやりがいを感じるかといえば、旦那さんにありがとうって言ってもらった!子供らにママがおって助かった~って言ってもらうことで日々のやりがいを感じれるんやと思う。(わたしの場合は)


だからありがとうは専業主婦にとってはやる気がでる笑顔になる魔法の言葉やね(本来は専業主婦だけとは限らずみんなに言えることだけどね)


今の我が家の、家にいるのはママやからやって当たり前、専業主婦やからママがやって当たり前という雰囲気では、わたしはやりがいを感じれず、すべてを投げ出したくもなる。


わたしだって誰かにありがとうって言われたいし、感謝されたいし、誰かの役に立ってるなって感じたい。


それがこの家で感じられないなら、外へ出てそれを感じたくもなる。


でもここで勘違いしてほしくないのは、今この状況で率先して外へ出ていきたがっているわけではないということ。


我が家にいて、誰かの役に立っているな、旦那さんや子供たちの役に立てているなと感じれるのであればわたしは進んで専業主婦やるよ。


ここが大事。
だから大切なのがありがとうという言葉。


わたしがこの家にいて専業主婦を引き受ける原動力が家族の役に立てているなと感じることなのだから、旦那さんがよく口にする、心の奥底では感謝してるよ、ありがたいって思ってるよじゃダメなんよ。


それではいくら家族であっても思いは伝わらない。


やっぱり言葉にして伝えないとね。


家事や子育てで余裕がなさずぎて、好きなことややりたいことがやれてないのに、だったらママも好きなことすればいいやんってのも都合よすぎるよ。


それならば、普段からせめて、家事や育児にもう少し余裕があり、自分のやりたいことがある程度やれて、家事育児のストレスをその好きなことで発散できているならば、きっとこうやってわたしの不満やストレスが爆発することはないかもしれない。


しかも、多少子供成長し、大きくなったことで、ママにも好きなことやれる時間ができたんじゃない?と思われてるように感じるけど、まだまだ好きなことが好きなタイミングでできていることなんてほぼないんよね。


どれもが制限つき。


今、5分なら家事育児の余裕ができた。
だからその貴重な5分を使って、自分の好きなとこ何ができるかなっていう発想が常。
そのできた貴重な時間でトイレにいくことすらあるよ。
トイレすら自分のいきたいときにいけないことがあるっていうのがまだ現実。


旦那さんとの大きな違いはここ。


さぁたばこ吸うか、まずトイレいくかな。
で、あれ、まだ時間余ってるな、じゃあなんか家のことしよか?という雰囲気では家のことは家族みんなでやるものだというのが子供に伝わらない。


パパがたばこを吸っている間、スマホ見てる間もママは家のことでせかせか動いているのだから。


この雰囲気を変えるには、家族として助け合って生活していくことへのお互いの感謝が必要よね。


家族であろうとも、ありがとうという言葉は口にして伝えていかなければ伝わらないということ。


ありがとう。
ありがとう。


この言葉大事よね。


きっとこの言葉が家族から(特に旦那さんから)あるだけで救われる、やりがいが感じれる専業主婦はいっぱいいるんじゃないかな。


それはきっと家族の幸福感につながるよね。


最後に

ありがとうをいうってことが大事って、言葉にすると当たり前のことなんやけど、それが当たり前にできていなかった我が家。


娘もただいま反抗期まっただ中なので、素直になれていないだけっていうのもわかるんやけどね。


でもありがとうは言葉にして伝えないとなかなか伝わらないんだよということを、今一度立ち止まって家族で話をし、家族みんなの共通認識とし、また家族としていい関係を築いていこうと話をしました。


我が家が専業主婦というスタイルを選んで家族を作っているからこういう書き方をしたけれど、きっと共働きの家庭であろうとどんなスタイルの家庭であろうと人と人とのつながりにおいて大事なことよね。


ありがとう。
わたしもきっと旦那さんや子供に対して、ありがとうを伝えてない場面は多い。


今一度しっかり立ち止まって、わたしもありがとうを家族に伝えていかないといけないなと思えた我が家の出来事でした。


余談のおまけ・・・

その後・・・・。
娘と息子にはこんな話をしました。


ある日の夕飯どき。


わたし「ご飯って毎日食べれなかったらどうなる?」
子供 「おなかすく!」
わたし「それがずっと続いたら?」
子供 「死んじゃう!」

わたし「洗濯を毎日しなかったらどうなると思う?」
子供 「着る服がなくなる!」
わたし「それがずっと続いたら?外は雪の寒い日だったら?」
子供 「凍え死んじゃう!」

わたし「掃除を毎日しなかったら?」
子供 「部屋が汚くなる!」
わたし「それがずっと続いたら?」
子供 「カビが生える!」
わたし「そのカビが生えた部屋で生活したらどうなる?」
子供 「病気になっちゃう!」
わたし「それが治らない病気だったら?」
子供 「死んじゃう!」

わたし「そうやね・・・。
    ご飯作ることも洗濯することも掃除することもずーーっとずーーっとしなかったら最後は死んじゃうんよ・・・。」

子供 「えーー!そうなんや!うん、でもたしかにそうやね」(ってふいに納得した様子)


わたし「家事や身の回りのことって生きていくためには必要なことなんよ」
   「だから人は生きていくためには自分で自分が生きていくための家事はしないと生きていけないの。」

   「あと、もう一つ生きていくために必要なのはお金ね。」

   「お金がないとご飯の食材も買うことも服を買うことも部屋を借りたり買ったりすることもできないもんね。」

   「だから人が生きていくためには身の回りの家事をすることと、お金を稼ぐことが大事。」

   「ワタナギ(ドラマ『わたしの家政婦なぎささん』)のメイちゃん観てたよね?メイちゃんはお金を稼ぐことは得意やけど家事は苦手なんやって。だからナギサさんにきてもらってお金を払って家事をやってもらってるのよ。」

   「もちろん、そういう選択肢もオッケイ!」
   「でもそれは一人で生きていく場合ね。」
   「じゃあ、それが家族だったら?我が家の場合は、パパとママでそれを分担しているのよ。」

   「結婚したときにパパがお金を稼ぐ。ママがおうちのことをする。2人で生きていくために必要なお金を稼ぐ担当と家事をする担当にわけたの。」

   「パパとママが2人のときはそれでよかったんやけどね。でもそこからあなたたち子供が生まれました。」

   「人間の子供って1人でご飯を食べることも歩くことすらできない状態で生まれてくることは知ってるよね?」
   「ということは、さっき言った生きていくためのお金を稼ぐこともできなければ、ご飯を食べることも着替えて掃除することもできひんよね。」

   「それはあなたたち子供ができない人間なんじゃなくて子供なら当たり前で仕方ないこと。」
   「単純に体が小さくて高いところのものが届かなかったり力が足りなかったりするからね。」

   「だから子供は周りの大人が死なないように面倒をみましょうねって社会のルールで決めてあるの。」

   「特にその子供を産んだ親である大人は自分の子供に死んでほしくはないから、子供が自分でできない身の回りのお世話やお金を稼ぐことを代わりにやって、あなたたちが死なないように面倒を見てるのよ。」

   「さっき、この家はパパがお金を稼ぐ、ママがおうちの家事をするっていう分担にしているって言ったけど、ここにあなたたち子供が生まれたことで、この家にはあなたたち子供が死なないように面倒をみることがもう一つやらないといけないことに追加されたのよ。」

   「お金を稼ぐことが100、家事をすることが100あるとすると、ここに子供が死なないようにサポートすることの100が加わったの。」
   「だからパパとママはこれまでなら200あれば生きていけたけど、あなたたち子供が生まれてからは300ないと生きていけなくなったのよ。」

   「でも我が家の場合、パパの仕事が忙しくて朝早く家を出て帰ってくるのが遅いとなると、この子供が死なないように面倒をみるという100をほとんどママがすることになってしまったの。」

   「だからパパがお金を稼ぐの100。ママが家事と子供の面倒の200をやってるのが我が家の状態。」

   「その状態ではママしんどいよーーー!ってケンカしてたのがこの前のケンカね。」

   「本来ならね、パパが150、ママが150と半分ずつできたらママはもう少しラクになるんやけど、でもパパはお仕事で家にいない時間が多いでしょ。だからそれがなかなか半分にはならないのよ・・・。」

   「そこであなたたちね。さっき言ったように家のこと身の回りのことはやらないと死んじゃうからやらないといけないものっていうのはわかったと思うけど、今のあなたたちはどう?生まれたての赤ちゃんみたいにまだ何もできない??」

   「4歳と10歳。少しならできること増えてきてるよね?」


4歳息子「ぼく、洗濯するーーー」www


わたし「もちろんパパにも早く帰ってきてもらったり帰ってからでもできることはしてもらいたいけど、あなたちもこれなら自分でできるってことは自分でしてもらいたいのよ。」

   「でも4歳と10歳。ここもできることが違うのよ。娘はなんでわたしばっかりってよく言うけど4歳はできなくても10歳ならできることがある。だから娘にお願いすることが多くなってしまうのよ。」

   「あとは、子供は小さければ小さいほど死んじゃう確率が高くなるってこと。目を離したすきにベランダから落ちちゃうこともあれば、突然道路に飛び出して引かれて死んじゃうこともある。小さい子ほどずーーーっと目を離さずに見ておかないと危なくて最悪死んじゃうことがあるの。
    だからどうしても息子の面倒ばかり見てるのっていうのはそういうことね。」

   「娘が嫌いで息子が好きだからではないんよ。」

   「話を戻して今ママの負担が増えて大変になってるから、パパと子供たちにもう少しやれることをやって欲しいってお願いしたけど、パパには仕事があって、あなたたちには学校と幼稚園があるよね。」

   「家のことは家の中でしかできないってことが多いから、それでは結局家の中にいるママが多くを引き受けることになってしまう・・・。それではママの大変さは変わらないよね。」


   「でもそれが一つだけママががんばれる方法があるの!」


   「娘も最近、朝ごはんを担当するようになって、みんなが自分が作ってくれたご飯、美味しい♡美味しい♡食べてくれたり、作ってくれてありがとう!って言ってもらったらうれしいよね?また次も作ろうって思えるよね?」


娘  「うん!」


わたし「ママも家族のみんなからそんな言葉があればがんばれるのよ!」
   「ご飯作ってくれてありがとう!」
   「洗濯してくれてありがとう!」
   「掃除してくれてありがとう!」

   「ホントならば人が生きていく上で自分でしないと死んじゃうことやけど、時間がなかったり、力が足りなかったりするから、ママがサポートしてるんやからね。」

   「ママがやっていることは何も当たり前にママがしなきゃいけないことではないよ。」

   「もちろんパパがお金を稼いでくれることも当たり前じゃないし、子供たちが家でできることやってくれたとしたらそれも当たり前じゃない。
    家族みんなでできないことはできる人が代わりにしながら助け合って生きてるんやから、そこを自分の代わりにやってくれた人にはありがとうって伝えようね。」

   「ちゃんと言葉にしてね。」

   「パパありがとう。」
   「ママありがとう。」
   「娘、ありがとう。」
   「息子、ありがとう。やで」

   「ありがとうがあれば、ママだけじゃなく、みんなもやってよかった、またがんばろうってなるよね。きっと。」


先日の家族会議(ケンカw)を踏まえ、子供たちにはもう少し、我が家の課題と、わたしの思いをなるべくわかりやすく伝えました。
なかなか1回では伝わらないことも多いし、子供だからすぐ忘れることも多いけど、わたしもこの気持ちをしっかり認識し意識していきたいな。


家族ってなにもしかなったら、案外簡単に壊れてしまうものよね。
やっぱりこうやって少しずつでも作っていくものなんよね。きっと。


我が家の試行錯誤はまだまだ続きますwww


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