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親業の勝負なし法を子育てに取り入れる!我が子と対立しないための選択肢

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親業の勝負なし法って知ってる?

わたしはね、これを子育てに取り入れてる

我が子と対立しないためのひとつの選択肢として有効だよ

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親業ってなに?

親業ってなに?

きっとまずはここからだよね

親業は、米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士(1918-2002)が開発したコミュニケーションプログラムで

カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしてる

親子の交流を無理なく円滑に進めていくためのコミュニケーション方法のことだよ

この親業を円滑化するための前提条件として親が子供の意思や気持ちを受け止め 尊重する必要があると説かれている

わたしはこの親業訓練講座を受講したことがあるんよね

その中でも3本柱の一つである勝負なし法がとても衝撃で何か子育てにおいてひとつの光が見えた気がした

今回はこの親業の勝負なし法を紹介するよ

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親業の勝負なし法とは?

わたしがこの講座を受けたのはまだ娘が2歳のころ

2年しか親を経験していなかった時期やけど子育てとはこうも自分の思う通りにいかないものか!?
とモヤモヤしていたころだった

たまたま知り合いがこの講座を受けたことがあるって聞いて俄然興味が湧いたの

近所で開かれている親業講座をすぐさま調べ
講座を開催されているインストラクターの方とコンタクトをとり
そこから一番近い日程の講座に参加する流れになった

親業訓練講座は実践型ワークショップで講座は進む

そこで教わったことの一つが今回紹介する勝負なし法というもの

この方法を実践できたら親子間の対立や考え方の相違もうまく乗り越えていけそうだなと感じたのが第一印象だったかな

で、この勝負なし法というのはどんなものかというとね・・・

ある日、娘が子供部屋で宿題をしてた

でもね、娘には学習机を購入してなかったから子供部屋には勉強机がなかったの

その娘が勉強する姿勢はというとね

机がないので地べたに座った状態
さらには床にプリントを置き前かがみで宿題をしてた

わたしはどうしてもその姿勢の悪さが気になったんよね

なので、ついつい口を出して

「その姿勢で宿題しないで!!」と言ったの

すると娘は
「今日はどうしてもここ(子供部屋)で宿題がしたい!!」と言い張った

わたしも
「机といすがあるパパの部屋かリビングでしてほしい!!」と主張した

案の定、娘は「ここでやりたいの!!」の一点張り

これでは到底話が進まないんよね

そんなときにこの勝負なし法を思い出して使ってみた

わたしは机といすがない子供部屋で宿題をされるのが嫌だという欲求を満たすために
机のあるパパの部屋かリビングで宿題をすることを指示した

でもそれではわたしの欲求は満たされても娘が子供部屋で宿題がしたいという欲求は満たされていない

だから反発をくらう

それでも娘の欲求を無視して無理やり机のある部屋で宿題をさせるのであればわたしの思いの押し付けてでしかない
もっというと親の権力を行使してどちらが強いかを競う勝負になりかねない

これでは勝った負けた勝負あり法だ

でもそれだと娘に不満が残るよね・・・

かといって寝そべったまま子供部屋で宿題をやり続けられてはわたしに不満が残る・・・

そこでわたしは自分のなかで感じている問題点をはっきりさせることにした!

娘がこの日、子供部屋で宿題をすることにわたしは不満はない

ただ、机がないことで姿勢が悪い状態で宿題をしていることが不満なんよね

その時わたしは素直に娘にわたしが不満に思っている点を伝えた

「ママはあなたが姿勢が悪い状態で宿題をしてることが嫌なのよ」

ここがスタート

勝負なし法をするにはお互いが我慢せず互いの欲求(希望)を満たすために考えられる方法を思いつく限り考え抜くの

これは無理だろう、現実的ではない
相手が嫌がるかも・・・など一切気にせずに思いつくままにね

わたしからの娘に出した解決案はこれ

  • 机のあるリビングに移動する
  • 机のあるパパの部屋に移動する

娘からも思いつく限りの解決案を出してもらった

  • 床であっても姿勢が悪くならないように宿題をする
  • 壁を机がわりにして姿勢が悪くならないようにする
  • 立って宿題をする
  • リビングにあるローテーブルを持ってきて宿題をする

娘なりにいろいろ考えて提案してきた

ここで大事なのはわたしは娘からの提案を一切の否定せずに聞くってこと

あきらかにそれはできへんやろっていうものだったり
突拍子もない角度から提案がくることもある

だけどそこは黙ってあくまでもひとつの選択肢と思って娘の提案をただただ聞く

わたしと娘、2人で考えられるだけのすべての選択肢を出しもう以上案はないなればはじめてそのひとつひとつの選択肢をジャッジしていく

  • 机のあるリビングに移動する わたし→◯ 娘→✕
  • 机のあるパパの部屋に移動する わたし→◯ 娘→✕
  • 床であっても姿勢が悪くならないように宿題をする わたし→✕ 娘→◯
  • 壁を机がわりにして姿勢が悪くならないようにする わたし→✕ 娘→◯
  • 立って宿題をする わたし→✕ 娘→◯
  • リビングにあるローテーブルを持ってきて宿題をする わたし→◯ 娘→◯

こうやってひとつひとつの選択肢を2人でジャッジしていき
2人が◯なものを探す

今回であれば娘が提案してきたリビングにあるローデスクを子供部屋に持って行って宿題をするということがお互い不満なく受け入れれる解決策だった

言い合いもしない
親が力任せに子供にいうことを聞けとも言わない
子供のわがままをただただ受け入れない

お互いにとって納得できる方法を見つける

これこそが勝負なし法

案外これね、大人になると効率重視になり現実的で頭が固くなってしまっているのよね
わたしの方が発想力が乏しい

でも娘は子供であっても一人の人間
こちらが思っているより遥かにいろんな角度からいろんなアイデアが出てくる

実際娘が出してきた方法はわたしにはその発想がなかったもんね

特に子供なので娘の発想力はとても豊か
子供ならではの突拍子もない選択肢を提案してくることもあるよ

今回なら
・子供部屋のドアを閉める(ママに見えなければママも嫌じゃないでしょ?的な?)
・ママが見てないふりをする(いやいや、もう見たし。笑)

とこんな提案もあったのw

ツッコミを入れたくなる提案もしてくるけどこの方法ではそんな突拍子もない選択肢も含めて考えられるすべての方法をお互いが否定せずまずが一回は受け入れて聞くことが大事だからね

これは人は「他人から評価された!」と感じると自発的に発言しなくなるからなんやって
頭をやわらかくして「ありえない」と思うアイディアでも言ってみることが大事なんだそう

お互い納得いく方法を根気よく見つけていく作業は大変ではあるけれど
決して場の空気は悪くならない

なんなら娘の突拍子もない角度から提案される案にそれはないやろ〜と笑いさえ起こる

それがいいなって思ってる

そして、もっとも重要なのは「手段」ではなく「目的」を問題点にしてそれを解決する案を探ること

手段を目的にしちゃうと『子供部屋で(宿題を)しないでほしい』となり『子供部屋から出ていくか行かないか!』の2択になってしまう

そうなるとどちらかが折れて相手に服従する形になるからね
力関係で勝負しちゃったら意味がない

でも『寝そべって宿題をしないでほしい』という本来の目的を問題に設定すると
今回みたいにママが見て見ないふりをするっていう案
採用となったローテーブルをリビングから持ってくるという案が出てくるのよね

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親業の勝負なし法のデメリットは?

ここまでいいことばかり書いてきたけどもちろん何事も万能ってことはない

この親業の勝負なし法をするには根気と時間が必要なことは間違いない!

どうしても時間と気持ちの余裕が必要なのよ

だからイライラしていたり時間に余裕がないと感情的になるだけやからやっちゃダメw

あくまでも時間と心に余裕があるためのひとつの選択肢だと思ってる

どちらも〇になるいい案がでなかったらまた更に頭をやわらかくして他にいい案はないかと考える
振り出しに戻ることもあるよ

わたしは時代的にも自分の親のいうことは絶対!という風に育ったので我が子にも親のいうことは聞くべきでしょ!と思ってるふしがある

これもうまくいかないよ
子供が親の権力に負けるか、親が子供に服従していまう(わがままを聞いた方が早いと諦める)かではないからね

どちかかが折れる必要はない
どちらも我慢しない方法もあるというひとつの選択肢

これを頭に入れておく必要はあるよ

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最後に

親だって子供と対立したいわけじゃない
ましてやケンカだってね

これを学んでからはできるだけたくさんの選択肢があげれる大人になりたいって思った

子供のように純粋な気持ちでね

そうするときっとお互いが納得できる選択肢が出てくるもの

選択肢が少ないと自分が納得していない方法を選ばないといけなくなる
それではストレスしかたまらないよね

自分が納得したものを選びたい
きっとそれは子供であっても同じ

まだまだうまくいかないことも多いけど子供と対立しそうになったときは
意識していきたいなって思ってるよ

対立より笑顔を増やしていきたいもんねっ♡

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