
何度説明しても話し合いにならない。
理由を伝えているつもりなのに、相手は納得しない。
「どう言えば分かってもらえるんだろう」と考えるほど、
話し合いはうまくいかなくなっていく。
これまで私は、
合理的に説明できれば、きっと理解してもらえるはずだと思っていました。
でもある出来事をきっかけに、
前提そのものが違っていたことに気づいたんよね。
<話し合いができない人は、内容を判断していない。
判断基準は「理解できたか」ではなく、
「自分が納得できるかどうか」。
だから、どれだけ筋の通った話でも進まないの。
この記事では、
話し合いができない人(夫)の特徴や心理を整理しながら、
- なぜ折り合いがつかないのか
- なぜ話し合いがうまくいかないのか
そして対処法として、
分かってもらおうとするのをやめたことで、
わたし自身の心がどう変わったのかを書いていきます。
\あわせて読みたい/
👉️ 指摘しただけで怒る夫の心理|防衛反応が強く出る理由を深掘り
www.yamachi-choose.com
話し合いができない人(夫)の特徴

夫とは話し合いができない。
なぜそうなるのか、振り返ってみるといくつか特徴があったんよね。
それは「性格が悪い」とか「会話力が低い」といった話ではなく、
話し合いに入る前の前提や判断の軸が、そもそも違っているという点。
夫によく見られる特徴を整理してみるとこんな感じ👇️
話し合いになるとキレる・黙る・論点をずらす
こちらがいくら冷静に話そうとしていても、
- 急に感情的になる(キレる)
- 黙り込んで話を終わらせる
- 別の話(過去のこと・関係性・態度)にすり替える
こんな反応が返ってくることが多い。
これは「話し合いを拒否している」というより、
無意識のうちに、
自分が不利にならないよう話の流れを変えている状態に近いんよね。
内容を一つひとつ整理するよりも、
「不快」「納得できない」「わからない」という感情のほうが先に立ってしまうと、
話し合いが成立しなくなる。
存在しているのはA案だけという状態
話し合いができない人。
うちの夫の場合は、
- 表向きは「夫の案 A」と「わたしの案 B」があるように見える
- でも実際には、夫の中で本当に存在しているのはA案だけ
という状態だった。
夫の中ではA案しか存在していないので、
わたしがいくらB案との折り合いをつけようとして
- 条件を整理する
- 第三の案(C)を探す
- そもそもの前提を見直す
こういったことをしようとしても、夫の中では「どうしたらA案が採用されるか」しか考えていない。
その結果、話し合いではなく、
夫にとっては、話の中身よりも
わたしの言い方や言葉尻を突くことに
意識が向いていくように感じた。
「前に夫が我慢したから、次はわたしの番」という考え方
このタイプの人(夫)は、話し合いを
お互いに納得できる案を探す場
ではなく、
どうすれば自分の案を優先できるか、として捉えているように感じる。
そのためにどちらが我慢するかを決める場
- 前回は俺が譲った(我慢した)
- だから今回はおまえが合わせるべき
- 今回はお互い我慢しよう
一見フェアに見えるこの考え方だけど、
実際にはいつ我慢したか、その我慢の大きさや重さは、夫の主観。
洗い物をした、子どもを公園に連れて行った。
家族として、父として当たり前に思えることも、
本人の中では「大きな我慢」になっている。
その結果、夫はずっと我慢している状態だから、
いつでも「次はわたしが我慢する番」となる。
結局、いつ話し合いをしても夫のA案が採用されないと終わらない話になってるんよね。
話し合い=勝ち負け、という前提を持っている
さらに話し合いができない人(夫)は、
- 話し合い=勝つか負けるか
- わたしのB案=夫の中では「俺の話を聞いていない証拠」になってしまう案
- お互いが納得する案=存在しない理想論
という前提で話を聞いてくる。
夫の中では、
「自分の案=正しい」という前提があるため、
それと違う意見が出てくること自体が受け入れられないんだよね。
そのため、いくらわたしが
お互い納得できる形を探したいと言っても、
夫の案以外、間違い。
折衷案なんてきれいごと、現実を見ていないだけ
と受け取られてしまう。
ここが噛み合わない限り、
どれだけ丁寧に説明しても、話し合いは平行線のままなんだよね。
\あわせて読みたい/
👉 お願いが「否定」や「攻撃」に聞こえる夫の深層心理とは?
Kindle Unlimitedを30日無料で試す
話し合いができない人(夫)の心理
ここまで、夫に見られた「特徴」を整理してきたけど、
じゃあなぜ、こういう反応になるのか。
夫と向き合ってきて感じたのは、
話し合いができない原因は「説明不足」や「伝え方」ではなく、
話を聞くときの心理そのものにあったのだと感じたこと。
「理解できたか」ではなく「納得できたか」で判断している
わたしはずっと、
筋道を立てて説明すれば、きっと理解してもらえると思ってた。
でも、あるとき気づいたんよね。
夫は、わたしの話の内容を
「理解できたかどうか」で判断していない。
判断基準は、
自分が納得できるかどうか。
だから、
- 合理的かどうか
- 数字や根拠が合っているか
- 我が家全体で見て得かどうか
そういうことは、実はあまり関係がない。
夫の中では、最初からA案しか見ていなくて、
わたしのB案は、
「なんか嫌」
「ピンとこない」
「納得できない」
こうした感情で処理されてしまう。
その結果、
どれだけ筋の通った話でも、
「納得できない」という感情の段階で話が止まってしまう。
本気で分かろうとしていないのに「わからない」と言う
夫はよく、
「どういうこと?」
「それってどういう意味?」
と聞いてくる。
一見すると、
分かろうとしているように見える。
でもよくよく見ると、
自分で調べた形跡はないし、
前提となる知識も入れていない。
本気で理解したい人なら、
まず自分で調べて、
それでも分からない部分を聞くはず。
夫の場合は、
分からない状態のまま質問し、
わたしに説明させることで、
話の流れを自分のペースに戻そうとしているように感じることが多かった。
「分からない」と言いながら、
実際には理解しようとしていないため、
話はそこで止まってしまう。
話し合いの目的が「決めること」ではなく「動かない理由探し」になっている
わたしは、
どうするかを一緒に決めたくて話していた。
でも夫は、
結果的に、
どうしたら自分が動かなくて済むか、
気分を害さずに済むかを探しているように見えた。
このズレがある限り、
話し合いは噛み合わないんよね。
説明すればするほど、
「押し付けられている」
「(わたしが)自分の意見を通そうとしている」
と受け取られてしまう。
夫にとっての話し合いは、
わたしの案を聞く場ではなかった。
どうすれば自分が動かなくていいか、
どうすれば気分を害さずに終われるか。
その「終わり方」を探す場として、
話を聞いているように感じた。
説明すればするほど関係が悪くなっていった
今振り返ると、
わたしが一生懸命説明していたのは、
理解してもらうためというより、
「わたしにも別の考えがある」
「その考えも存在していい」
ということを知ってほしかっただけだった。
でも夫は、
最初から自分の案しか受け入れられない状態。
そのため、
わたしがどれだけ丁寧に説明しても、
説明はすべて「説得」に変換されてしまう。
その結果、
- 押し付けてくる
- 自分の考えしか言わない
- 白黒思考だ
そんな言葉が返ってくるようになった。
話し合いができない人は、
話を聞いて判断しているわけじゃない。
最初から、
「自分の案ありきで、自分がどう感じるか」だけを基準に、
話を聞いている。
\あわせて読みたい/
👉 話が通じない人と話すと悪者にされる理由を整理
Kindle Unlimitedを30日無料で試す
なぜ折り合いがつかず、話し合いがうまくいかないのか

ここまで書いてきて、
「じゃあ、なぜここまで噛み合わなかったのか」
その理由も、少しずつ見えてきた。
話し合いができないのは、
どちらかの性格が悪いからでも、
説明が下手だったからでもない。
そもそも、話し合いに入る前の
前提(判断の基準)が共有されていなかったんよね。
わたしと夫では、話し合いの前提がまったく違っていた
わたしが話し合いでやりたかったのは、
- 条件を整理する
- できること・できないことを分ける
- その上で、より現実的でお互い納得できる案を一緒に探す
つまり、
よりよい選択肢を探すための話し合い。
一方、夫が話し合いで見ていたのは、
- どっちの案を採用するか
- どっちが我慢するか
- 今回は誰が折れる番か
我慢の順番を決めるための話し合いだった。
この前提が違うままでは、
話が噛み合うはずがないんよね。
合理性の話をしても、感情の土俵で処理されてしまう
わたしは、
理由や根拠、数字や条件を整理して話していた。
でも夫は、
その内容を一つひとつ検討していたわけじゃない。
「(夫が)納得できるかどうか」
「(夫が)受け入れたい気持ちかどうか」
この感情のフィルターを通して、
話の中身を見ていた。
だから、
- 説明すればするほど
- 丁寧に話せば話すほど
「押し付けてくる」
「自分の考えを通そうとしている」
と受け取られてしまう。
話し合いを重ねるほど、
関係がしんどくなっていった理由は、ここにあったんよね。
従わせたかったわけじゃない
わたしは、
自分の意見に従ってほしくて言ってるわけじゃない。
ただ、
「違う考えもある」という事実を、
知ってほしかっただけ。
でもそれすら、
「俺の意見を否定している」
「従わせようとしている」
と受け取られていたように感じることが多かった。
折衷案(C案)を探そうとしても、そもそも存在しない世界
わたしはずっと、
> A案とB案がぶつかるなら
> C案を探せばいい
と思っていた。
でも夫の中では、
- 自分が出したA案しか存在しない
- わたしのB案は間違い
- どちらもが納得する案なんてありえない
そんな世界観だった。
だから、
いくら「一緒に折り合いがつく形を探したい」と伝えても、
自分の案が正しい以上、相手に案は受け入れられないし、
折衷案なんてあるわけがなく「きれいごと」に聞こえてしまう。
この前提のズレがある限り、
話し合いは、どうしても平行線になるんよね。
「同じ意見であるべき」という前提の違い
夫の中では、
夫婦なんだから同じ意見であるべき、
意見が違えばどちらかが我慢するしかない、
そんな前提が強かったように思う。
でもわたしは、
意見が違うこと自体は問題じゃなくて、
我慢ではなく折り合いを探せばいいと思っていた。
その前提の違いが、
最後まで噛み合わなかったんよね。
折り合いがつかないのは、努力不足ではなかった
話し合いがうまくいかないと、
つい自分を責めてしまう。
- もっと伝え方を工夫すればよかった
- もう少し我慢すればよかった
- 相手を立てる言い方をすればよかった
でも今ならはっきり言える。
折り合いがつかなかったのは、
努力が足りなかったからじゃない。
折り合いが存在しない前提の相手に、折り合いを探し続けていただけだったんだから。
ここに気づいたことで、
わたしはようやく、
「分かってもらおうとすること」から一歩離れることができた。
\あわせて読みたい/
👉 お願いが「否定」や「攻撃」に聞こえる夫の深層心理とは?
Kindle Unlimitedを30日無料で試す
話し合いができない人(夫)への対処法
「じゃあ、どうすればよかったのか?」
そう思ったときに、
わたしが選んだ対処法はこれだった。
わたしが対処法として選んだのは、
分かってもらおうとすることをやめること。
分かってもらおうとしない
これまでのわたしは、
- わたしの考えも知ってほしい
- 誤解なく理解してほしい
- わたしの話も聞いてから判断してほしい
そう思って、何度も説明してきた。
でも、夫のA案が中心の世界では、
「自分の意見が一番正しい」という前提がある。
それ以外の意見はすべて、
夫にとっては「反論」として聞こえてしまう。
だから、わたしの意見や説明は、
すべて「説得」に変わる。
だからわたしは、
説明を重ねることをやめた。
分かってもらえない前提で、
自分の考えを一度だけ伝えて、
あとは相手の反応を待つ。
それ以上は、追いかけない。
「じゃあ、伝え方を学んでも意味ないの?」
わたし自身そう感じていたけど、
相手を変えるためじゃなく、
自分が消耗しない話し方を知ることは無駄じゃなかった。
以前読んでよかったのが、
『人は話し方が9割』という本。
「話し合いがうまくいかない=もっと頑張って伝えなきゃ」と思っていた頃のわたしに、
少し肩の力を抜かせてくれた一冊だったよ。
折り合いをつけようとしない選択
夫のA案しか存在しない世界では、
B案どころか折衷案のC案さえ夫には聞こえてこない。
それなのに、
「きっとどこかに折り合いがあるはず」と探し続けるのは、
自分を消耗させるだけだった。
折り合いがつかない関係もある。
それは失敗でも、諦めでもない。
前提が違う相手に無理にわかってもらおうとしない。
それも、立派な選択だと思っている。
「どう思うか」ではなく「動くかどうか」だけを見る
夫に、
わかってもらえたか。
納得したか。
腹落ちしたか。
そこを見続けると、
いつまでも振り回される。
わたしが見るようにしたのは、
ただひとつ。
夫が動くか、動かないか
そこだけを見るようにした。
- 動くなら進む
- 動かないなら進まない
夫がどう反応するかは夫の領域。
夫が動くか動かないかだけを見て、次わたしがどうしたいかを決めればいい。
今はそんな風に思ってる。
\あわせて読みたい/
👉 既読スルーは無関心?それとも別の理由がある?
Kindle Unlimitedを30日無料で試す
分かってもらおうとするのをやめたら、心が静かになった
今回、夫と資産運用のやり取りのため話し合う機会があったんやけど、
わたしは自分でも驚くほど、
心が穏やかだった。
わたしの案を一通り説明し、
合理的で長期運用に向いている根拠も示した。
でも夫は、
理解できなかったし、納得もしなかった。
今回も夫のA案が主軸だったし、B案を検討してるふりは見せたが
実際は「わからない」「なんか不安」「納得できない」で動く気配はなかった。
でも、
「なんで分かってくれないの?」
「どう言えば理解してくれるの?」
という気持ちは、不思議と出てこなかった。
相手がどう思うかではなく、
どう動くかを見る。
動くか動かないかがわかれば次のステップにいける。
この視点に変えただけで、
話し合いは、
戦いでも説得でもなくなった。
起こったできごとをそのまま見ればいいだけ。
夫の行動だけみて、次わたしはどうしたいかを考えればいい。
夫を納得させることにエネルギーを使うのではなく、
自分がどうしたいかにだけ、
自分のエネルギーを使えばいいんだよね。
「分かってもらおうとしない」と決めたあと、
それでも人と関わらないわけじゃない。
だからこそ、
自分が疲れない話し方を知っておくことは、
ひとつの選択肢だと思っている。
\こちらの本がとても参考になったよ📚️/
まとめ|話し合いができない人と向き合って気づいたこと

話し合いができない人と向き合っていると、
つい「どうすれば分かってもらえるんだろう」
「伝え方が悪いのかな」と、
自分のほうを責めてしまいがちになる。
でも今回の出来事を通して、わたしは気づいたんよね。
話し合いがうまくいかない理由は、
説明不足でも、努力不足でもないってこと。
ただ、話し合いに入る前の前提や判断の軸が、
そもそも噛み合っていなかっただけ。
分かってもらおうとするのをやめ、
相手がどう思うかではなく、
どう動くかを見るようにしたとき、
不思議と心は穏やかになったよ。
これは諦めでも、逃げでもない。
起こっている現実をそのまま見て、
「じゃあ次はどうする?」と考えられるようになっただけ。
もし今、
話し合いができない相手との関係に疲れているなら、
無理に分かり合おうとしなくていい。
あなたが悪いわけでも、
あなたの感覚がおかしいわけでもない。
前提が違う相手とは、
「話し合うこと」だけにこだわらなくてもいい。
それもひとつの、前向きな選択だと思っているよ。
Kindle Unlimitedを30日無料で試す
話し合いができない背景を、別の角度から整理した記事はこちら👇️
・伝え方を変えても伝わらない…相手が変わらない前提で考える伝え方・未読スルーする夫の心理|沈黙の裏にある本音とは?
・「お互いさま」の意味がズレると、夫婦は噛み合わなくなる
・共感できない夫の正体は「◯◯が怖い」だけかもしれない
・共感と同感は別物|夫とのすれ違いが起きる本当のポイント